【まとめ】ダム精密採点DX-Gの採点基準を知って100点をとろう!

 

こんにちは、カラオケガイドボーカルを歌っているあっきー(@hitokara_akkie)です!

ここでは、第一興商「精密採点DX-G」の採点基準について見ていきましょう。

いくら「いいうた」を歌えても、高得点を取りに行くなら採点機器の手の内を明かしておく必要がありますからね。

これを見れば、100点を取れる日もそう遠くはないでしょう!!

 

まず、こちらの画像をご覧ください。

これは、精密採点における採点後の結果画面です。(私が100点を取った時の実際の画像です)

精密採点DX-Gの特色として、最終的な総合点数は「素点」と「ボーナス点」の合計点数となります。

上記の場合、素点が98.395点でボーナスが1.605点ですね。

総合点で100点を取る場合、「素点」は98点以上は必要と思ってください。
(ボーナス点については後程記述しますが、だいたい1点から3点ほどもらえます。)

 

1.音程正確率を上げよう

まず素点で最も重要な項目【音程】

たとえば大御所の演歌歌手のように、いかにも堂々とした立ち振る舞いで舞台に立っていも、歌い始めから音程がめちゃくちゃに外れていたらズッコケますよね。

音程は採点において大きなウェイトを占める大事な要素です。

では、音程で何点取ればいいのか?

100点を狙いに行くのであれば、私の体感だと音程は90点以上は必要だと思います。

 

精密採点の場合、歌っている時に画面上部に音程バーが出ますよね。
この音程バーについて詳しく見ていきましょう。

「カラオケバトル」などでよく見ると思いますが、歌ったときに音程がどのくらい合っているのかを100%で採点され、瞬時にその結果が音程バーに色で表示されます。

音程結果は以下4種類に分類されます。
虹色:90%以上
金色:80%以上
赤色:70%以上
青色:60%以上

 

この【音程】については、私も常に悩みどころです。

「合っているつもり」で意外と合っていないのが「音程」

 

「リズム」や「ビブラート」などに比べて攻略が難しいです。

ピアノなどの鍵盤楽器を習ったことのある人ならわかると思いますが、鍵盤をたたけば正確な音が出ますよね。

でも、歌の場合は自分の体が楽器なので、体調のコンディションでもめちゃくちゃ変わってきますし、過去にどれだけ音楽を聴いてきたか、それこそセンスの問題だったりもします。

ただ、これから音程を良くしていく事も絶対できます

 

「ある程度は歌えるけど、80点台や90点台前半しか出ない」という方が、90点後半や100点を目指すには、ピアノなどの鍵盤楽器ではなく、バイオリンなどの弦楽器や自分で音程をダイレクトに調節するトロンボーンのような繊細な微調整が今後必要になってくるイメージです。

このフラットしている状態が絶対にダメなわけではありません。

あえてフラットさせることで哀愁感を漂わせるテクニックもあります。

ただ、やりすぎたり、歌いだしから終わりまで全部フラットしている・・・これはいただけませんよね。。

ではどうするか。

解決策はいろいろあります。

解決策
  • 自分の歌を録音して聴くことで癖を知る
  • 少し高めを意識して歌う(音程バーをこれでもか!と親の仇のように凝視しながら歌って、とにかく根性で合わせる)
  • 楽器を習う
  • ボイストレーニングを受ける

この中で一番のお勧めは、ボイストレーニングを受ける事です。

ただ、お金をかけずに・・という意味で言うと、

自分の歌を録音して聴くことです。

今はスマホなどで簡単に録音できますし、精密採点がコンテンツとして採用されている「DAM」の場合は「DAMとも会員(無料)」になることで、自分の歌を録音し、スマホやパソコンでいつでも聴くことができます。

 

このメリットとしては、自分の歌い方の癖を知ることができることです。

「え!自分ってこんな音程合ってなかったの!?」「歌詞が聞き取りにくい歌い方してるなぁ~」「結構うまく歌えてたつもりなのに、自分に酔ってただけだったんだなぁ」「もう、歌うのやめよ・・・」などのショックを受けることもあると思います。

  • 「今日は風邪気味だったし、しょうがない」
  • 「本気出せばもっとうまく歌えるし(←中学生の頃の私。中二病かっ)」

などと言ってしまいます。

でも現実なので逃げてばかりはいられません。

とにかく何度も何度もいろんな曲を歌って歌って録音しまくって、自分の癖を知るのです。

この繰り返しで私は劇的に音程の悪さが改善しました。

 

以前は私も音程正確率が80%台でしたが、今は安定して90~93%を出せるようになってきました。

(これでも高くはありませんね。カラオケバトルなどで常に95%以上出し続けている方は本当に尊敬します)(あんたたち、、、偉いで。)

もし録音は嫌だ!という方も、とにかく歌うことです。イメトレだけではどうしようもないのが音程です。

お風呂の中や車の中、ジョギング中や自転車に乗りながら(これは少し危険。声のボリュームと歌詞によっては通報される場合もあります)練習しましょう。

今は自分の音程を知ることができるアプリなんかもありますし、有効活用してください。

 

 

少し話がそれますが、タングトリル、リップロールという言葉をご存知でしょうか?

タングトリルのタンは「舌」。舌をぶるぶる振動させるエクササイズです。いわゆる巻き舌のことです。

この巻き舌状態で舌をブルブル震わせながら、ロングトーンで声を出し続けるエクササイズです。

私はこれをすることで活舌が劇的によくなり、音程も良くなりました。

いろいろな歌に関するエクササイズをしてきた中で、もっとも少ない労力で手軽にできて効果の高いものでしたのでお勧めです。

 

次に、リップロールのリップは「唇」。唇をブルブル震わせるエクササイズです。

これは口を閉じた状態で息を出し、ロングトーンで声を出し続けることで唇を柔らかくするエクササイズです。これも口の周りの筋肉をほぐし、音程を取りやすくなります。

 

この2つのトレーニングはジョギング中でも自転車に乗りながらでも比較的誰にもばれずにできるので、お勧めです。

私はカラオケの直前や1曲歌い終わって次の曲を歌う間にも実践しています。

 

いろいろと音程を安定させるエクササイズやトレーニングはありますが、私のおすすめはもう本当に録音!録音!!録音!!!!!!しつこいですが録音!!!

 

だまされたと思って録音してください。お願いです。
堪忍してください・・・

 

特にプライドの高い人には劇的に効果があると思っています。

(私もそうでしたから。吹奏楽部で6年間トロンボーンを吹いてきたこの自分が、音程正確率85%やと?ありえへんわ!!などと思っていましたが、機械は非情。子供と同じで残酷。ありのままを結果で返してきます)

自分を受け止めてっ・・・!!!

色々取り乱しましたが、最後はご自身の納得いくものでトレーニングしてみてください。ある程度時間はかかりますが、努力が報われやすい項目です。

 

2.表現力を高めよう

次に【表現力】です。この表現力は、次の要素の総合で評価されます。

表現力

  • 抑揚
  • しゃくり
  • こぶし
  • フォール

まず「抑揚」について。

演歌などが分かりやすいでしょうか。
哀愁たっぷりに歌い上げる演歌歌手を想像すると、歌の冒頭部分など、切ない歌詞とメロディーのところは語るように歌い、サビでは堂々とした立ち振る舞いでこぶしやビブラートを駆使してたっぷりの声量と響きのあるボリュームで歌い上げる。。。いいですね、日本の心。。

ただ、精密採点においてはいくつか注意があります。

それは、あくまでも機械なので「気持ち」までは測ってくれないところです。

異常なほどに感情移入しても、機械は「リズムがずれている」「音程がずれている」などと判断します。

なので強すぎるタメ(リズムを後ろにずらして歌う)などは禁物です。

抑揚において必要なのはマイクが拾う声のボリュームが大きくかかわってきます。

採点画面の右上に「演奏区間」が表示されていますが、この「区間」それぞれで抑揚加点を算出しています。

詳しくはこちらをご覧ください。目からうろこの抑揚アップ術です。

 

 

なので、抑揚の点数を上げる手っ取り早い方法は、1区間の中でマイクのボリュームを変えることです。

コツとしては、少し大げさかな?くらいにすることです。

例えば「上を向いて歩こう」を例にすると、
冒頭の「♪上を向いて明日こう 涙がこぼれないように」の部分。

このフレーズを同じボリュームでベターっと歌ってもよいのですが、例えば「上を向いて」の「向いて」、「歩こう」の「こう」の部分を気持ち強めに。そして、「涙が こぼれないように」の「れ」の部分を意識して強めに・・・と、1フレーズの中で山と谷を作るイメージですね。

これをすべてのフレーズ「区間」で実践します。こうすることで抑揚の基礎点がぐっと上がります。

そしてこの理論から言えば、抑揚の出しやすい曲はアップテンポの曲より、バラード系などのスローからミディアムテンポの方が良いという結論になります。

この山と谷ですが、声の大きさ(響き)で調節する方法と、マイクの位置を口から離したり近づけたりという方法があります。

どちらでもよいと思いますが、両方できる方が後々いいです。表現の幅が広がりますから。

 

次に「しゃくり」ですが、これは結論から言って加点にほぼ影響しないと私は思っています。

なぜなら、しゃくり自体が高度な技術だとは思えないからです。

そもそもしゃくりは、音程が一発でスコーン!と当たらない場合、ちょっと下の音程からグググっと目的の音程まで少し時間をかけて当てに行く、ちょっとずるい(?)方法だから。(かくいう私も、昔めっちゃ多用してました。)

たまに使う(意識して使う)ぶんには良いと思いますが、音程が当たらないのを怖がるあまり、多用すると曲全体がぬべーっとなってしまいます。

 

つぎに「こぶし」です。

元ちとせさんがよく使っていますね。好き嫌いがわかれる「こぶし」ですが、私は大好きです。

こぶしを聴くと心が洗われるというか、なんというか、気持ちいいんですよね。なんならこぶしのお風呂につかりたいくらいです。

ただ、このこぶしがどのくらい加点に左右されるかは正直わかりません。

ただ、経験上それほど大きな影響はないと思われます。あくまでも一つのスパイスとして雰囲気づくりとして用いるとよいでしょう。

 

次に「フォール」です。

ミスチルの桜井さんとかが、フレーズの最後で息を抜きつつ音程を下げるセクシーに歌うあの部分ですね。

この「フォール」もそれほど加点されないのでは?と私は思っています。これも曲のイメージに合わせて使っていく感じでしょうか?

 

次に【安定性】です。

これは、声が震えていないか、しっかり「ロングトーン」ができているか?が評価されています。

この「ロングトーン」ですが、吹奏楽を経験した私にはつらい思いでしかないです。笑

なぜなら、ロングトーンとは同じ音程の音をひたすらずーーーーーーーーと伸ばす基礎練習で、酸欠になりそうになるから。

でも、その効果は抜群で、なくてはならないものなのです。

これは歌にも言えることで、フレーズの終わりを伸ばす曲などで(例えばドリカムの吉田美和さんやMISIAさんが朗々と歌い上げる場面を想像してみましょう。)は聴いているこっちが気持ちよくなってきますよね。

このロングトーンの採点基準は、音程(音圧も?)が一定で伸ばすことができれば加点されるようです。

ただし、音程バーの最後まで歌い切らなければいけない、、、ということは無く、途中で終わってしまっても問題は無いようです。

 

ちなみに、みなさんは「倍音(ばいおん)」という言葉はご存知でしょうか?
一言で言うと、「めっちゃえぇ声」

 

よく宇多田ヒカルさんや吉田美和さんなかは倍音が多いと聞きます。

この倍音が多く含まれていると総合点にこっそり加点されるとのこと。

でも、この倍音は出そうと思って出せるようになるものでもないと思いますので(もしかしたら出せるかもしれんけど)、それほど気にしてなくてよいと思います。

 

あとは「リズム」ですが、意識するのであれば気持ち走り気味に・・・くらいがよいと思います(ほんとに気持ち程度にしておいてください)。

これは、ためてうたうと音程バーの頭の採点開始部分のタイミングでマイクへの声の入力がなく、音程評価に悪影響を与えると私は考えています。

なので、なるべくオンタイム(ぴったりのタイミング)か、気持ち早めに歌うとよいと思います。(「気持ち」って言葉、便利ですよね・・・大人の悪いところ)

次に「ビブラート」ですが、精密採点ではビブラートが15種類程度に分類されていて、自分がどのタイプか診断される仕組みになっています。

これも、そこまで気にしなくてもよいと思いますが、1曲の中でいろいろなビブラートを使い分けるより、同じ型のビブラートを使うことで「安定性」に影響するのでは?と思われます。

「そもそもビブラートが苦手!」「かっこよく歌いたいのにできない!!」とお悩みの方は多くいるようです。

そんな私も、昔ビブラートができないことがコンプレックスでした。

「ビブラートさえできればプロになれる!」ぐらいに思っていました。

(今となっては「なんでやねん!」と冷静に突っ込めますが、当時は本当に悩んでいました)

この「ビブラートの出し方」については一言では語りつくせないので、ご自身でいろいろ調べてみてください。(無責任)

 

とはいえ、私が試行錯誤して出せるようになった方法を書いておきます。

あれは中学生の頃、、、シャ乱Qのシングルベッドをかっこよく歌いたくて、それにはビブラートが絶対に絶対に必要だったのです。

でも反抗期だったので、家の中で歌の練習をしているのが親にばれたくない一心で、枕に口を当ててわずかに漏れる音を聞いて日々歌の練習をしていました。

「歌う顔を真似すればよいのか?」「歌う口の形を真似すればいいのか?」はたまた「歌っていれば歌の神様が降臨して、ビブラートを授けてくれるのか?」

など考えながら、つんく様の歌っている姿を思い出していると、、

「そういえば喉が動いてなかたっけ?」とふと思い、猫のようにグルグル喉をあれやこれや動かしていると、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけビブラートができたんです。

感動的な瞬間でした。

結果的に、形から入ったわけです。(昔から形から入るタイプです)

 

あまり参考にならない昔話はこの辺にしておいて、実はビブラートは誰にでもできます!必ずできます!

なぜなら、ビブラートは普段から使っているから。

「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、

例えば・・・友達に「昔こんな一発屋のお笑い芸人いたよね~!!」と言われて自分がふと思い出したとき、「あ~あ~!!いたよね」となります。この「あ~あ~」がまさにそれ。ビブラートの原型。ビブラートの卵!

おなじ「あ」を発音しているのに、音圧(息の量)で抑揚がついていますね。

ほかにも、パトカーや救急車が走っている時にそれを誰かに報告するとき(そんなときある?)。「う~う~!って、走ってるじゃん?」(横浜っ子かな?)の「う~う~」

ほかにも、驚いた時の「お~お~!!」。すべて同じ言葉を発しているのに抑揚つけてますよね?自然に。

これがビブラートの原型。

 

私の場合、この「あ~あ~」を頭を揺らさずに喉をグルグル猫のように動かして練習するかもしれません、今なら。

 

ボーナス点を取ろう

精密採点DX-Gの場合、歌唱後に「音程」「ビブラート」「表現力」の3種類のうちどれか1つが選ばれ、ボーナス点が1~3点ほどもらえます。

これが素点に追加されるので、素点を98点以上取れば総合100点がぐっと近づきます!!

おそらく「音程」「ビブラート」「表現力」のうち、最も評価された(機械的に優れていると判断されたもの)が選ばれていると思われますので、ご自身の強みを知るきっかけにもなると思います。

 

番外編として、「マイクの持ち方」ですが、「とりあえず持って歌えばいいんでしょ!?」と思っている方は少し注意が必要です。

というのは、マイクには「指向性(しこうせい)」というものがあります。

簡単に言うと、カラオケのマイクはヘッド部分の一定の方向の音しか拾ってくれません。

なので、画像のような角度でマイクを持つと良いでしょう。

上級者向けとして、、、声の要素に低音が少ない人や逆に高音要素が少ない人は、あえてマイクの角度を変えることでスピーカーに乗る声の響かせ方を変えることもできますが、プロの方のレコーディング等でない限りはそこまで深く考えなくてよいでしょう。

 

いかがだったでしょうか?
奥が深~い精密採点。

少しでも参考になれば幸いです。

みんなで攻略していきましょう!

 

ちなみに私が実際に歌った(カバーした)曲を、何曲かYouTubeにアップしていますので、よかったら聴いてみてくださいね♪