こんにちは、カラオケ好きの不動産営業あっきー(@hitokara_akkie)です。
職業柄、毎日たくさんのお客様や変わった部屋と遭遇する機会があります。
そんな私が体験した、思い出深いエピソードを紹介していきます。
本日はこちら!!
【事故物件】
はい、いきなり出ました事故物件。
しかも、私が不動産に転職してから1か月目の出来事です。
事故物件は日常茶飯事!?見に行くノリが軽かった。
ある朝、出勤したら店長が近寄ってきて私にこう言いました。
「今日、事故物件行くけど、一緒に行く?」
「ちょっといまからスーパー行くけど、何か買うものある?」
みたいな、、、
「食後にコーヒーでも飲みに行く?」
みたいな、、、
軽いノリやん???
思わず「行きます!」なんて即答しまう私。
まぁ、早かれ遅かれいずれは通る道だと思っていました。
が、こんなに早く事故物件を見に行くことになるとは・・・。
同時に思ったのは、「事故物件かー。。。なんだろう、自殺?他殺?病死?それとも・・・・」
店長に聞いてみると、
「自殺だよ。」
あーー!出たー!!!
なんでも、一人暮らしの男性が、仕事の悩みか何かで数週間前に室内で自殺。すでにご遺体や家財等の搬出は終わっていて、クリーニングやリフォーム費用を算出するために見に行くとの事でした。。
内心けっこうドキドキです。気分は乗りませんが、仕事なので店長について行くことに。
霊感なんて、無いはずだったのに・・・
事務所から徒歩で10分ほどの場所に、そのマンションはありました。閑静な住宅街にたたずむ、ごく普通の3階建てのマンションです。
部屋数は20部屋くらいでしょうか?
とある階の一番奥の角部屋がその部屋とのこと。
「緊張してる?」なんて店長は私に話しかけます。
しとるがな。
ちびりそうやで。
しかし、店長には悟られないように
「まぁ、少し・・・」なんて答える私。
店長がポケットから出した合鍵でドアを開け、一緒に部屋の中に入ります。。。
私、もともと霊感はないんです。なので、部屋の中に入っても特に何も感じない・・・。
はずでした。
しかし、部屋の中に入ったとたんに感じる、何かもわ~んとした重いようなよどんだような、湿ったような・・そんな感じがしたのです。
どこにかって?
それは「和室」に。
その部屋は2LDKで、1つが和室、もう1つが洋室だったのですが、「和室」になんとなーく違和感を覚えたのです。
おそるおそる店長に聞いてみました。
「ちなみに、どの部屋で・・・?」
「あ、和室。」
これまた軽っ!!
マジかー・・・・
その瞬間、ゾクゾクっとしたのを覚えています。
偶然かもしれませんが、勘が当たってしまったのです。
なんでも、押し入れの扉の上にロープをかけて、そこで首つり・・だそうです。
ご冥福を祈りつつ、その後は仕事なので店長と一緒にほかの部屋や水回りをチェックし、事務所に戻りました。
私が勤めている会社はそれほど大きくないので、管理している物件も多くありません。
それでも、部屋数としては300~500部屋くらいは管理しているので、今回のような事故が起こっても不思議ではありません。
聞くところによると、病死や突然死などもあったりするようです。
今後、否が応でもそんな部屋に出会う日が来ることでしょう・・・。
まとめ
事故物件と言えば大島てるというサイトが有名ですよね。全国の事故物件が地図で見られます。
引っ越しをする際、その地域の事故物件を検索したことがある人もいるのではないでしょうか?
ただ、今回私が言いたかったのは、事故物件だという事を面白おかしく取り上げようという事ではありません。
人は早かれ遅かれ、いずれ死が訪れます。
誰もが安らかにあの世へ行くことができるわけではなく、事故や病気などで亡くなる方も本当に多いのが事実。
特に、ガンなんて3人に1人がなる病気ですし、自分もうかうかしていられません。
今回言いたかったのは、いつ死が訪れるか分からない以上、月並みですが1日1日を大切にしていきたいな。ということです。
突然ですが、私はsurfaceの「なにしてんの」という曲が大好きです。
特に、「やりたいことをやって暮らしてるなんて言って実は、やれることだけやってるだけでしょ?」という歌詞が10年以上たった今でもふとした時に思い出されるのです。
すごく、グサッときますよね(笑)
100年後には、今生きている人類は総入れ替え!!となるはずなので、今を大切に生きようと心に誓うのでした。。