こんにちは、カラオケでガイドボーカルを歌ってるあっきー(@hitokara_akkie)です。
BUMP OF CHICKENのカラオケ人気ランキング第1位
(第一興商LIVE DAM:2022年4月現在)
「天体観測」
の、カッコいい歌い方のコツをお伝えします!
※ちなみに、この曲は私のガイドボーカルではありません。
- リリース:2001年
- タイアップ:フジテレビ系ドラマ「天体観測」挿入歌
- 全国平均:81.234点(LIVE DAM)
- 最高音:地声mid2G#(高い「ソ」シャープ)
- ひと言:雰囲気出して歌うのが、難しいよね。
リリースからなんともう20年以上経っている曲ですが、今でもカラオケで人気の曲です。
第一興商「通信カラオケDAM」、2021年の年間カラオケチャートでも第93位にランクインしています!
その人気の理由は、サビがキャッチーで覚えやすく、そこまで難しくないこと。
サウンドがかっこいいのはもちろん、歌っている本人も気持ちよくて、なんだかカッコよく聴こえるんですよね。
特に男性はマスターしてモテたい曲なのではないでしょうか?
「天体観測」Aメロの歌い方
マイクの使い方に注意しよう!
まず、Aメロは音程が低めなので、声の響かせ方を考えないとマイクを通した時に声がオケに負けて埋もれてしまいます。
スピーカーからオケと声がブレンドされて出てきますが、その時に声が聞こえてこないという事態に陥りやすくなるのです。
最悪、「え?何か歌ってる??」って言われても仕方がないくらい低めの音域・・・。
プロのレコーディングの現場では、あとでいくらでも修正できるので構わないのですが、カラオケとなると話は別。
その場で聴かせなきゃいけないんです。
これにはマイキング(マイクを持つ角度や、声のボリュームの調整など)が必要です。
では具体的にどうするか?以下の2つだけ注意してみてください。
- マイクの指向性に注意する。
- 鼻に響かせる。
「指向性」「鼻に響かせる」については、こちらの記事を参考にしてみてください!
とにかくマイクの角度に注意する事と声の響きを変える事。
そうすれば、今までよりも声が通りやすくなり、オケに飲み込まれずに歌として聴こえてきますよ!
リズムの取り方を気にしよう!
ちょっとだけリズムが取りにくくなる箇所が、4か所あります。
それは、リズムがシンコペーションになるところです。
シンコペーションとは?
めっちゃ簡単に言うと、裏拍(うらはく)で歌うリズムのところ。
Aメロでは、次の下線部分がシンコペーションです。
1番
- 「ベルトに結んだラジオ」
- 「はじめようか天体観測」
2番
- 「幸せの定義とか」
- 「はじめようか天体観測」
よく「リズムの裏は取りづらい」などと言いますが、確かにリズムの「表」よりはブレやすくなります。
そもそもリズムの「表」って?
Aメロで言うと、「午前2時踏切に望遠鏡を担いでった」の「望遠鏡を」の部分。
簡単に言うとリズムが取りやすいところ。
自分の「頭」を曲に合わせて縦に「うんうん」と頷くように振ってみた時に、頭が下に来るときに口から出る歌詞の部分。これがいわゆる「頭」のリズムです。
リズムがずれると、特に「天体観測」の場合はせっかくの疾走感が半減してしまいます。
ノリの良い曲なので、リズムはしっかりと取っていきたいですね!
なので、シンコペーションは走りすぎず遅れ過ぎず、良く練習をしましょう。
「天体観測」のように疾走感あふれる曲は、遅れるくらいなら、走り気味の方がまだましです。
先ほどの補足で言うところの、曲のリズムに合わせて「うんうん」と頷いた時に、自分の頭が上に来た時に発声するタイミングが裏拍なので、練習するときは「うんうん」頷く方法で練習すると良いですね!
「天体観測」Bメロの歌い方
音程に気を付けよう!
Aメロと違い、下線部分のように音程のレンジ(幅)が広がってきます。
1番
- 「深い闇に飲まれないように」
- 「君の震える手を」
2番
- 「今まで見つけた物は全部」
- 「君の震える手を」
いわゆる音が飛ぶ状態になるので、しっかりと高い部分を狙ってあげましょう。
リズムを1か所だけ注意しよう!
Bメロの最後のフレーズである「あの日は」(2番は「痛みを」)の部分は、オケにきちっと合わせるようにしましょう。
楽譜上、「あの日は」(「痛みを」)の部分は4分音符です。
「あの日は」「痛みを」は全て表のリズムなので、ちょっとでもずれるとかっこ悪くなりますし、曲のアレンジ上ボーカルが目立つ部分にもなります。
「サビに行くぞー!」という気合の入る部分なので、リズムが走りがちになるのは良くわかります(笑)。ですが、ここはぐっとこらえてオケの音をよく聞いてリズムをバシッと合わせましょう。
「天体観測」サビの歌い方
リズムを体で感じ取ろう!
サビは忙しくなります。(AメロBメロよりも文字数が多くなります。)
楽譜上は8分音符が続き、特に難しいリズムはありません。
しかし、「見えないものを見ようとして」「望遠鏡を覗き込んだ」の部分は音程にそれほど起伏がありません。
言い換えると、ついついベターっと無表情で歌ってしまいがちになります。
「ミエナイモノヲミヨートシテー」「ボーエンキョーヲノゾキコンダー」
・・・
こうなると、せっかくの疾走感が台無しになってしまいます。
基本は、体でリズムを感じる事ですが、その「体でリズムを感じるって具体的にはどうするの?」という事になります。
なので、いくつかリズムを感じて唄にメリハリを効かせるテクニックがあります。
アクセントを気にしてみよう!
他の曲でももちろん使えるテクニックです。
そもそもアクセントとは?
英語の授業でやりましたよね?簡単に言うと、強く発音するところです。
例えば、「見えないものを見ようとして」の部分であれば、下線部分を気持ち強く歌ってみましょう。
- 見えないものを見ようとして
- 見えないものを見ようとして
これが正解!というものは無いので、原曲に近づけたければ原曲をきいてみる。オリジナリティあふれる歌い方をしたいなら、歌詞を良く良く読み込んで感情の赴くままでにアクセントをつけてみるのも良いでしょう。
基本的に、歌詞の意味の変わる所でアクセントをつけると聴いている人にその歌詞(フレーズ)が伝わりやすくなりますよ!
例)Aメロ「午前2時踏切に望遠鏡を担いでった」を分解すると、
「午前2時」「踏切に」「望遠鏡を」「担いでった」
となるので、例えばアクセントを次のようにつけてみるのもありです。
「午前2時」「踏切に」「望遠鏡を」「担いでった」
※「担いでった」は「で」が音程の関係でアクセントをつけるのに適切な場所かもしれません。(好き嫌いでも分かれてきます)
「サ」行をかっこよく発音してみよう!
発音を意識するだけで、聴こえ方がかなり変わってきます。
「サ」行の言葉って、口に出して発音するときまず「息」が口の先からちょっと漏れますよね?
ほんのちょっと。
その「ほんのちょっとの息漏れ」を誇張して発音してみてください。
そうすると、ベターっとした歌い方にアクセントが加わり、声が立体的になって歌詞の意味も伝わりやすくなります。
サビの、「静寂を切り裂いて」「明日が僕らを呼んだって返事もろくにしなかった」で言えば、下線部分が「サ」行になります。
「せいじゃくを きりさいて」
「あしたがぼくらをよんだって へんじもろくにしなかった」
もちろん、サビだけではなくAメロBメロでも大活躍しますよ!
まとめ
- 「天体観測」は疾走感が命!(と私は思っている)なので、リズムの取り方(裏拍)はかなり重要。
- あとは、Aメロで声が埋もれないようにしましょう!
私が実際に歌ってみた動画はこちらです。
また、DAMともでも他の曲を公開していますのでDAMともメンバーの方は、☆AKKIE☆で検索して聴いてみてくださいね!