こんにちは、あっきー(@hitokara_akkie)です。
大好きなアーティストのライブに行って、
- 「これが最後の曲です!」
- 「今日はみんな来てくれて本当にありがとう!!」
このような「お言葉」を残して、舞台から去るんですよね。アーティストさん。
でも、どこからともなく湧き上がるアンコールの声と拍手。
このアンコールについて、常日頃私が思っていることを書き殴ります。
賛否両論あるかもしれませんが、私は平和主義なのでアンコール自体を「否定」しているわけではないので、その点だけご承知おきを・・・。(*´ω`)
アンコールの掛け声自体が減っている件
私はこれまでに何十回と色んなアーティストのライブに行きましたが、最近はアンコールの時に「アンコール!」っていう人減りましたよね?
(自分だけ?)
特に、お客さんの年齢層が高いアーティストの場合は顕著に出ている気がします。
ことさら私がそうです。人生の中でアンコールの時に「アンコール!」ってなんだかこっ恥ずかしくて言えないのです。
なんとなく・・・。
でも、自分なりに理由を考えたら、行きついた答えがありました。
「日本チャチャチャ!」ってあるじゃないですか?
スポーツ観戦の時の、有名な応援の掛け声。
これって、よくよく考えると「ニッポン!」は声として発生しますが、「チャチャチャ!」って声を発しないですよね?
「チャチャチャ」は拍手のハズです。
「チャチャチャ」って言いながら拍手も同時にするって、なんだか不自然ですよね?(中にはいるかもしれませんが。。。)
これと同じことがアンコールにも通ずる部分があると思うのです。
「アンコール!」って言いながら同時に拍手もする。
なんか違和感じゃないですか?
まぁ、そんなこともないか・・・
(諦めた・・ ( ゚Д゚))
ともあれ、最近はアンコールのコール(?)が少なくなっているように感じます。
アンコールのリズムが120%ずれる件について
アンコールって、どこからともなく湧き上がってきますよね。
それも、いろんな場所からぽつぽつと。
そのぽつぽつが、近くの拍手と合体して一緒のリズムで拍手を刻むようになり、そのあとさらにそれが他の集合体の拍手と重なって、最後は会場全体が大きな大きなアンコール群へと成長して。。。
でも、すぐにバラバラとリズムが崩れてきますよね。
(ここ、個人的には好きなんです。一人でほくそえんでます。)
でも、あれって、何故なんでしょう?
思うに、人って拍手をするときに自分の一番気持ちのいいリズムがあるはずなんです。
そう、人によってそのリズム(速さ)が違うんですよね。
なので、始めは一生懸命「合わせよう」と思っているんです。
(思っているからこそ、会場全体が一つになるんです)
でも、テンションが高まりすぎた人からその輪から離脱するんですよね。
具体的には、リズムが絶対的に速い。
カラオケでいうとリズムが走っている現象と同じですね。
人間、テンションが高まると心臓の鼓動と同じでどんどんスピードアップするんです。
これと同じ現象は、フィギュアなどでもよく起こっています。
軽快な音楽に合わせて、選手が華麗にステップをしているとき、湧き上がる拍手。
始めこそBGMと合っているのに、途中から拍手が速くなりすぎてBGMとずれてしまう。
その後、ずれに気づき始めた人が
「あれ?ずれてる!?ちょっと拍手やめてみよう。」
てな感じで拍手が小さくなる。
こんな光景をもう何度も見てきました。
私の心の声:「ちゃんと聞いてあげて!!合わせてあげて!!選手が困惑するよー(汗)」
そう、多分選手が困っているはずなんです。
せっかく音楽に合わせて滑っているのに、拍手がたぶん邪魔なんじゃないかな?と。
「拍手してくれるのは嬉しいけど、、、せめて音楽を合わせて欲しいなー、、、」と思っているのでは?と。
例えば皆さんがカラオケに行ったとき、せっかくオケに合わせてリズムとか気にしながら歌っているのに、そのオケに合っていない拍手をされたら、
ぅおーーーい!拍手は嬉しいけど合わせてくれーーぃ!
って思うはずなんです。
なので、私はコンサートのアンコールの時には。拍手を周りになるべく合わせるようにしています。
アンコールの必要性について
そもそも、アンコールって必要なんでしょうか?
始めに「アンコールの掛け声が減っている」と言いましたが、その原因のひとつに、
- 「どうぜ出てきてくれるんでしょ?」
- 「さっき最後って言ったけど、本当はあと2曲あるんでしょ?」
っていう心理が働いているからだと思うんです。
予定調和とでも言いましょうか。。。
安心しているんですね。確信しているんです。
まだ楽曲が演奏されることを。
ということは、それくらいアンコールがあること自体もそうですし、アンコール後に100%演奏されることが定着していることの裏返しなんですよね。
じゃあ、トリッキーなアーティストが出てきてもいいんじゃないかな?って思うんです。
アンコールがあっても、そのまま閉幕してしまうようなライブをするアーティストを。
想像するとめっちゃ面白くないですか?
「アンコール!アンコール!!アンコール!!!」
もう会場全体が大合唱。アンコールの嵐。
でも、会場に流れるシュールなアナウンス。
「本日はこれをもって〇〇ツアーを終了させていただきます。帰り道は混雑しますので、どうぞお気を付けください」
みたいな。
吉本新喜劇でいうと、みんなでズッコケるシーンですね。
個人的にめっちゃ見てみたいです。
「やらへんのかい!!」みたいな。
(観客みんなエビ反り!みたいな)
そういうの個人的に大好きなんですよね。
そういえば、先日中野サンプラザに森山直太朗さんのライブを見に行った時のこと、ちょっとだけこの件に似たような演出がありました。
もちろん、アンコールはありましたよ。
でも、そのアンコールまでの流れに粋な計らいがあったんです!
「今日は来てくれて本当にありがとうございました!最後の曲です!」
と、ここまではいたって普通だったんですが、その曲が終わり、本人もバンドメンバーも舞台から去った後、どこからともなく湧き上がるアンコールの拍手。
そうすると、なんとアンコールが始まってすぐに本人登場!!!
森山直太朗さん曰く、「早いほうがいいでしょ?(笑)」とのこと。
その瞬間思いましたね。
「一生ついて行こう。またライブに来よう」と。
お客さんのことを本当に考えてくれる、優しいアーティストなんだな。と。
そして、笑いも取る。
最高ですね。
普通のアーティストって(多分ですが)、演出を気にする時って、いかに自分をかっこよく、スマートに、レジェンド的に・・・見せるかを考えると思うんです。
当日のライブの模様が、DVDや何かほかの映像として後世に残っていく訳じゃないですか?
でも、森山直太朗さんの場合は、そんな次元じゃないんですよね。
人と人のつながりが根源にあって、そこから色んな思考が木の根っこのように四方八方に張り巡らされているような・・・。
とにもかくにも、粋なライブでした。
新しいアンコールの形を見た気がします。
ここまでくると、もうライブの初めのMCで
「今日は2曲アンコールがあります!最後の曲の後に続けてアンコール行きますんでよろしく!!」
なんてアーティストが出てきてもいいのかなーなんて思ったりもします。
ということで、アンコールの必要性については
やりようによっては今後もありかな?と思います。
まとめ
予定調和のアンコールがマンネリ化しているので、ここらであっと驚くようなアンコールをしてくれるアーティストが出てきてほしいですね。