こんにちは、あっきー(@hitokara_akkie)です。
- 語るように歌うバラードが苦手
- 静かな曲の歌詞と歌詞の間が手持ち無沙汰になってしまう
そんな苦手意識を持っていませんか?
歌詞と歌詞の間を「休み」と考えている
意外と陥りやすいのが、これ。
歌詞と歌詞の間って、何していますか?
休んでいますか?
楽譜の上では休符の部分ですね。
確かに「休符」というだけあって、休みは休みなのですが、ことさら歌に限って言えばそうとも限りません。
なぜなら、歌の場合は休符をただの休みととらえてしまうと、感情表現がそこで途絶えるからです。
例えば、秦基博さんの「ひまわりの約束」のAメロ。
「どうして君がなくの」
の部分ですが、ここを「どうして」「君がなくの」をブツっと分けて歌ってしまうとすごーく機械的な音楽になってしまいます。
確かに、「どうして」と「君がなくの」の間は、楽譜にすれば休符です。
でも、歌の場合休んではいけません。それはなぜか?
「どうして君がなくの?」
この言葉は、一つのまとまったフレーズなのです。
あなたが自分の子供や恋人が急に泣き出したのでびっくりして、「どうして泣いてるの?」と聞く場合、
「どうして、」「なくの?」
って聞きますか?
(聞く人もいるかもしれませんが・・)
普通は、「どうして泣くの??」「どうして泣いてるの~?」と聞きますよね?
歌は、詩にメロディーが付いたもの。
詩は、人が思ったり言ったりする事を詰め込んだもの。
作詞者の人間性や個性はかなり出ますが、人が作ったものです。
なので、そこやはっぱり人間味を出してあげたいですよね。
(これがいわゆる、「表現力」となっていきます)
フレーズを意識すること
私が他の記事で何度も言っていますが、歌の場合はフレーズを意識することが大事です。
先ほどの例でいうと、「どうして君がなくの」を歌う場合、
「どうして!?びっくりするじゃん!」という気持ちを持ったまま「君がなくの」を言葉に出すイメージで歌うと良いと思います。
気持ちを持ったままというとすごく抽象的になりますが、具体的には、
どうしての「て」を「てっ!」ブツっと切らずに、「てーっ・・」(さわさわー、そよそよ~と風がふわっと吹くようなイメージ。余計分かりづらいですかね・・?笑)と歌って、「君が泣くの」にスムーズに繋げてあげます。そうするフレーズ感が出て説得力が増し、雰囲気が出ます。
これが、休符を歌うです。
1つのフレーズの集まりで、1曲が出来上がっている
今回は「どうして君がなくの」という一つのフレーズを紹介しましたが、「どうして君がなくのまだ僕も泣いていないのに」というさらに大きなフレーズ感を持つことも大事です。
さらにさらに、それらが積み重なってAメロ全体となり、最終的にAメロ・Bメロ・Cメロが合わさって1曲となるわけです。
なので、普段からこのフレーズを意識して歌うことを意識すれば、頭から終わりまで1曲丸ごと聴いたときに、フレーズを意識していない歌より聴き心地が格段に違ってきますよ。
ぜひ、今度試してみてくださいね!