こんにちは、あっきー(@hitokara_akkie)です。
最近、転職して宅地建物取引士として仕事をするようになりました。
ただ、宅建の資格を取ったのは2014年。。。
5年のブランク(というか、1回も宅建士として働いたことは無い!)があるので、次の内容を勉強するために【こんなにおもしろい 宅地建物取引士の仕事(第2版)】(中央経済社)をネットで購入しました。
- 宅建士の仕事って実際はどんなことするの?
- やっぱりブラックな業界なの?
- やりがいってあるの?
読んでみた、率直な感想を書いてみようと思います。
だれが書いた本なの?
著書は山瀬和彦さんと言う方で、以前は国家資格の専門学校で宅建を教えていた名物講師の方。
現在は、自ら不動産業を運営している現役の宅地建物取引士とのこと。
ということで、宅建合格のノウハウを持ちつつ実務も経験されているという所が「で、実際はどうなのよ!?」という疑問を持っている人たち(私も含めですが)に期待を持たせてくれますね!
自分は、こういった本を読むときにポイントとしているのが著者のキャラなんです。
いくら良いことを書いていても、上から目線だったりありきたりな内容ばっかりが詰め込まれた本って、正直面白くないじゃないですか?
- あー、はいはい。そうですよね。
- それはもう他の本で見たよ・・・
- 言っていることは正しいけど、なんか響かんよな・・・
なんて思うことが多々あります。
ただ、この本の著者の前書きでこんなのがありました。
私の好きな言葉に、「袖振り合うも、他生の縁」と言う言葉があります。それを、私は昔「多少の縁」と勘違いしていました。。間違いに気づいた時には時すでに遅し。きっと自分だけじゃないはず・・と鏡の前の自分に必死に語り掛け、精神の安定を図るしかなかったのです。。
うん、なんか好き!(笑)
これでもかっ!!てくらい上から目線でゴリゴリくる著者が多い中、本書の著者は親近感が持てます。
私も昔、「肋骨(ろっこつ)」は6個骨がある「六骨」だと思っていましたしね!!(強がるタイミングよ・・・)
目次と、各章のポイントと感想
序章:近年の不動産取引に関連する事件
第1章:面白い資格「宅建取引士」
第2章:「宅建取引士」とは
第3章:宅建取引士の歴史
第4章:不動産業で「宅建取引士」は開業できるか
第5章:宅建取引士の主要業務(重要事項の説明)
序章でいきなり、
- 積水ハウス地面士事件
- カボチャの馬車騒動
- Tリバブルの説明義務違反
- 大島てるサイト
について取り上げられます。
うん、タイムリー♪好き、こういうの♪
不動産業界にそれほど興味がない人もコラムとして読める、いい感じのボリューム感で読者の心を鷲掴みにします。
第1章は、宅建取引士試験の試験についてや宅建士の給与、ある営業マンの1日のタイムスケジュールなど、誰もが気になる内容が書かれています。
不動産業界への転職に興味はあるけど、「実際のところそんな仕事をこなしていくの!?」と気になる人にはぜひ読んでもらいたいですね。
第2章は、宅建士ができる業務内容と、宅建試験に合格してから登録を済ませ宅、地建物取引士として名乗れるようになるまでのステップ(期間)が書かれています。
また、宅建士と名乗れるようになるまでの具体的な金額も書かれているので、これを読んだひとは「意外とかかるのね・・・」なんて思うはずです。
実際に自分も講習を受けたり東京都に登録したりするたびに「高ぇなオイ・・」と思いました。
第3章は宅建取引士の歴史(主に勉強方法)が書かれています。
自分も初めて知ったのですが、昔は宅建試験の合格率が93%もあったようです。
夢のようですね。。。今とは雲泥の差です。
第4章では、自分で不動産業を開業するための方法や開業にかかる費用などが書かれています。
そして、開業した後はどのようなプランで収益を上げるかのモデルケースなども書かれています。
独立を目指す人には非常に興味深い内容ではないでしょうか?
第5章は、宅建取引士の醍醐味である重要事項説明について詳しく書かれています。
試験勉強で出てくるところですね!
(覚えることが多くて私は苦手な分野でしたが・・・)
まとめ
- 「こんなにおもしろい宅地建物取引士の仕事(第2版)」は、
- 著者のキャラが親近感がわいて〇
- 内容は堅苦しくなく、全体を通してコラム的なノリで気軽に読める
- これ1冊でタイトル通り宅建取引士の仕事の面白さが伝わってくる
- 宅建試験の勉強方法や取引士としての業務内容をざっくりと把握するのに最適で、ボリュームがちょうどよい良書
これから宅建合格を目指す方、不動産業界に転職を考えている方、宅建の試験内容を復習したい方に是非読んでもらいたい1冊です。