こんにちは、あっきー(@hitokara_akkie)です。
カラオケでミスチルを歌う方、多いですよね。
でも、難しくないですか?笑
私はいつも曲を覚える度に、そしてカラオケで歌うたびに
「難しいなぁー。キーが高い!!」と思ってしまいます。
でも、それでも歌いたくなる魅力がミスチルにはありますよね。
なんといっても、歌えたらカッコいいし、モテそうじゃないですか?笑
そこで、これまでに某カラオケ機種のガイドボーカルを20曲以上歌ってきた私が、ミスチルの歌い方のコツをお伝えしようと思います。
ミスチルの楽曲の特徴=「ミスチル節」
まず、ミスチルの楽曲の世界観を再現するには、このミスチル節は外せないでしょう。
音楽的には「譜割り(ふわり)」という言葉がしっくりくるでしょうか?
例えば、カラオケ人気№1の「HANABI」を例にすると、
サビの「決して捕まえることのできない」の「けしてつかまえる」の部分。
ここ、うまく歌えますか?
歌える方は大丈夫!でも、「舌が絡まりそう、自信がない・・」という方。
よくわかります。
というのも、「けしてつかまえる」の部分って、楽譜にしたときに一つの音符の中にたくさんの言葉が詰まっていて、独特なリズムの取り方になっているんです。
文字で表現するとなかなか苦しいのですが、ミスチル好きな方ならそのニュアンス、分かってくれますよね?笑
よく例えられるのが、邦楽と洋楽の違いで、邦楽は一つの音符(♪)に対して一つの言葉が入りますが、洋楽は一つの音符(♪)に対して複数の言葉が入ります。
そんな風に、ミスチルも一つの音符の中に複数の言葉がギュッと詰まっています。
この、詰まった感が独特な世界観を生み出していて、桜井さんの声とあいまって、楽曲と歌詞とアレンジが融合して・・・
めっちゃいい曲になるのです。
が、歌うとなると話は別!!
歌うとしんどい曲ばっかり(笑)
でも、せっかくなら世界観を守りつつ、かっこよく歌いたいですよね。
ミスチル節をうまく歌うコツ
そこで、このミスチル節をうまく歌うコツですが、
3つに絞ります。
- 原曲をよく聴いて、どの辺がミスチル節かを把握する
- 表情筋を普段から鍛えておく(柔らかくしておく)
- モニターの歌詞を見すぎないようにする
まず、原曲をよく聴く。
当たり前ですが、私たちは桜井さん自身ではないので、桜井さんが無意識にできている歌いまわしを無意識にはできません。
(本人は無意識ではなく、ある程度カッコいいリズムや音の響きを考えながら作曲しているはずですが、歌う時はほぼ無意識なはず!)
ミスチルの世界観を最大限引き出すには、ある程度の寄せ(マネ)が必要です。
(マネが良いか悪いかはさておいて、ここでは点数を気にしないカッコいい歌い方を目指したいと思います!)
なので、まずは原曲をよく聴いて、ミスチル節がどの程度入っている曲なのか、どの部分がミスチル節なのか?をある程度把握しておく必要があります。
次に、表情筋を鍛えておきましょう。
表情筋が固いと、モロ歌に出ます。(自覚症状が現れにくいのが、この表情筋です)
発音が不鮮明になったり、ろれつが回らなくて、ぎこちない歌い方になります。(何度も言いますが、自覚症状があまり出ないので自分はそれなりに歌えているはずと思い込んでしまう部分でもあります。)
アナウンサー養成学校のように、早口言葉を朝から晩までする必要はありません。お風呂に入っている間や、トイレに入っている間など、人に見られて恥ずかしくないような場所で表情筋を鍛えておきましょう。
鍛える方法はいろいろありますね。変顔をするとか、「い」と「う」の口の形を交互にするとか。
ボイトレなどではよく歌う前のエクササイズとしてタングトリル、リップロールをします。これ、ものすごく効果的で有名なエクササイズです。
タングトリルのタンは「舌」。舌をぶるぶる振動させるエクササイズです。(いわゆる巻き舌のことです。)
この巻き舌状態で舌をブルブル震わせながら、ロングトーンで声を出し続けるエクササイズです。
私はこれをすることで活舌が劇的によくなり、音程も良くなりました。
次に、リップロールのリップは「唇」。唇をブルブル震わせるエクササイズです。
これは口を閉じた状態で息を出し、唇を震わせて柔らかくするエクササイズです。これも口の周りの筋肉をほぐし、音程が取りやすくなります。
この2つのトレーニングは歩いている時でも自転車に乗りながらでも比較的誰にもバレずにできるので、お勧めです。
私はカラオケの直前や、1曲歌い終わって次の曲を歌う間にも実践しています。
次に、モニターの歌詞を見すぎないようにします。
カラオケに行くと、歌詞を間違えるとかっこ悪い!という意識が働いて、モニターの歌詞を凝視してしまいがちになりますが、お勧めしません。
なぜなら、歌詞を見すぎてしまうと歌詞ばかりに意識が行き過ぎてしまい、良い歌に必要な他の要素(抑揚やリズムなど)がおろそかになるからです。
歌詞はもちろん重要ですが、ただ単にその歌詞を読んで口に出すという行為に縛られすぎては、1曲全体を通して聴いたときの世界観や感情がどこにもない!!という事態にもなりかねません。
やはり、世界観を大事にしながらかっこよく歌うには、その曲への思いや表情をつけるために歌詞ばかりに気を取られすぎないようにしましょう。
これ、とっても重要で、私は歌を始めて10年くらいでやっとこの大切さに気付きました。。
ということで、この3つのうち1つでも実践してみてください。
特に、歌詞を見すぎないというのはおすすめです!!
その理由は・・・
歌詞を見すぎないことの重要さ
カラオケ上級者を目指すのであれば、スピーカーから出てきたオケと自分の声のブレンド具合を俯瞰で聴けるようになりましょう。
アーティストが大きなステージ上で歌っている時に、耳にイヤホンしてますよね?
あれも「返し」と言って、他の楽器の音や自分のボーカルを聴いています。
それくらい、オケと自分の声のブレンド具合を俯瞰で聴くことは重要です。
カラオケボックス内でのポイントは、歌(or歌詞)に集中している自分は一旦横に置いておいて、スピーカーから聴こえてくるオケと自分の声の混ざり具合を俯瞰で(他人のつもりで)聴いてみる事です。
ちょっと難しいですよ?笑
でも、それができるようになってくると、自分の弱点や強みを客観的に見ることができるので、歌がレベルアップします!
特徴的な桜井さんの声質
ミスチルといえば、桜井さんの声。
人によって聞こえ方や感じ方は違ってくると思いますが、基本的に硬めの声質ですよね。
「カラオケで桜井さんに似せて歌いたい!」という気持ちはわかりますが、聞いたままのイメージで似せようとして喉を絞めてはいけません・・・。
たしかに、喉を絞めるとそれっぽい声に近づきますが、あれは桜井さんの生まれ持った声帯とトレーニングと経験で積みあがってきた声質なので(結果的に出来上がった声なので)、安易にまねようとすると声がつぶれます笑
桑田佳祐さんの物まねをする人も良くいますが、たいてい似ても似つかなくてずっこけるパターンが多いですよね。
なので、本来は自分の持つ声帯から出る自然な声質で歌は勝負すべきなのですが、「ミスチルだ~い好き♪」という方はちょっと似せても良いんじゃない?と私は思います。
プロになる訳じゃないし、趣味の範囲で喉がつぶれなければ、そして楽しくカッコよく歌えれば健全ですよね。
特徴的なフォール
桜井さんの歌い方で特徴的な所といえば、フォールでしょうか?
ものまね芸人が誇張する部分の一つで、ファンの自分としては「ふざけんな!」と思う部分でもありますが、確かにそれだけ特徴的な部分で、世界観を表現するには大事なテクニックでもあります。
あとは、物まね芸人のミラクルヒカルさんも工藤静香さんの物まねをするときによく使っていますね。
フォールとは、フレーズの最後を歌いきるときに音程を下げる歌唱法です。
このフォール、使うべきところで効果的に使うとかっこ良いのですが、使いすぎるとただの気持ち悪い歌になってしまいますので使いすぎには注意が必要です。
このフォールも、原曲をよく聞いて使っている場所や歌い方をある程度把握してカラオケに挑みましょう。
以上、ミスチルのカッコいい歌い方でした!
少しでもミスチルの曲を歌う参考になれば幸いです!