こんにちは、通販大好きあっきー(@hitokara_akkie)です。
テレビをつけると通販番組を見ない日なはい!と言うくらい頻繁に放映されていて、実際に気になった商品を購入したことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな私も、通販で買い物する事がよくあります。健康食品や家電など、ついつい気になって買ってしまいますよね?
でも、届いたらほとんど使わないものが多かったり・・・笑
でも、それに懲りずにまた買ってしまう・・・
わかります!!
私もそうですし、なぜだかついつい買ってしまう仕掛けが通販番組には盛り込まれてるんですよねー。
そんな通販番組で気になることありませんか?
- 通販って儲かるの?
- 「今から30分間、オペレーターを増やしてお待ちしています!」って言うけど、本当にオペレーター増えてるの?
- 「残りわずかです!」っていうけど、本当に残りわずかなの?
そんな疑問に、通販コールセンター歴20年の私がお答えします!
通販番組の疑問~それってウソ?本当!?~
はい、儲かります。
ただし、売れれば。
通販の何がすごいって、1日で何千~何万セットという莫大な数が売れるヒット商品がたまに存在します。
定価5,000円だとして、3万セット売れると売り上げは1億5千万円です。
1日でですよ?(もっと売れる商品もたくさんあります)
それに、原価って意外と低いんです。
食品は原価が高めなのですが、アパレルやジュエリーやコスメあたりは仕入れ原価が30%くらいの事もあるので、ヒットするとめっちゃ儲かります。
家電製品も50%くらいでしょうか?他のカテゴリーに比べると原価は低くありませんが、単価が高いので結構儲かります。
はい、増やしていることの方が多いです。
放送直後は電話がひっきりなしにかかってきます。
何百人とオペレーターを用意していても、数分で回線が埋まってしまうことも頻繁にあります。
そしてあっという間に待ち人数が増えていき、1,000人待ちなんて状況もしばしば。。。
なので、放送に合わせてアルバイトや社員のオペレーターをかき集めて準備します。
しかし、コールセンターって今は本当に人が集まらないんです。
コールセンターに限らずコンビニや飲食業界も厳しいようですが、アルバイト雑誌やインターネットの求人情報サイトに広告を打ってもなかなか人が集まりません。
そんな時どうするかと言うと、最終兵器として普段電話を取らない部署の社員がコールセンターに呼び出されます(半強制的)。
人事・総務・経理など、普段電話を取らない素人軍団のお出ましです。
普段電話を取らないので話し方めちゃくちゃだったり、マニュアル無視して話したり、金額を間違って案内したり、、、けっこう後処理が大変になることもあるのですが、そうも言ってられません。
猫の手も借りたいのです。
そんな風に、人気商品の放送直後は電話が混みあうので、オペレーターを増員することが多いです。
ただ、ウソの場合もあります。
フツーにしれっと通常のオペレーター人数で営業していることもあります。笑
本当の時と、ウソの時があります。
よく通販番組で、ナビゲーターが「残りわずかとなりました!お早めにお電話ください!!」としきりに言っていることがあります。
あれ、本当に少ない時もあります。
でも、ウソの時もあります。
ウソ…と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、そもそも「残りわずか」の定義がないんです。
もともと在庫が100個ある商品の場合、残りが10個になったら残り僅かととらえる人もいれば、残りが30個切った時点で残り僅かって思う人もいるはずです。
通販番組においても、その定義が決まっていません。(決めている会社もあるでしょうが・・・)
なので、通販番組の残り僅かは過信しない方が良いでしょう。
ちなみに、在庫をさばきたいが故に半分くらい在庫がある状態で「残りわずかです!」と謳っている場合も多々あります。
怖いですねぇ~
そういえば、100万円するジュエリーを販売した際、在庫がもともと3個しかなかったので、オンエア直後から「残りわずかです!!」とナビゲーターが言っていたような商品もありましたね。笑
そりゃそうなんだけどさ、って話です。
「ブラックリストはあります!!」
どんな人がブラックリストになるのか?
それは、
- 返品率の高いお客様
- 無理難題のクレームを言うお客様
- 商品を転売しているお客様
- 「商品が入っていなかった!」を繰り返すお客様
等です。
特に、返品率が高過ぎるという理由でブラックになるお客様が多いです。
どれくらいかというと、50%を常に超えているような場合。
中には100%というツワモノも居ます。
原価率が低い通販と言えども、さすがに50%、60%、70%・・・と高い返品率ばかりのお客様だと、通販会社としても経営が成り立ちません。
しかも、そういう返品率の高いお客様に限って商品を着払いで返品してくるので赤字です。
こちとら、発送にも700円くらいの送料を払っているので、その商品を着払いで返された日には、送料も無駄!商品も使えない!その他もろもろの経費も無駄!と3重苦。返品は通販会社にとって頭の痛い問題の一つです。
ちなみに、返品された商品は、再販できる状態であれば再販します。
さすがに、1度使用した(開栓した)コスメや食品類は再販しませんがね・・・。
生放送の通販番組で、商品を購入したお客様がナビゲーターと話している場面を見かけます。
あれはサクラではありません。
オペレーターが注文を受けた際、お客様に「生放送に出てみませんか?」と声をかけて実際に募集しています。
ちなみに、(コールセンターにもよりますが)生放送に出演するお客様を獲得できたオペレーターにはインセンティブが支払われます。
オペレーターはそこまでではありませんが、SVの仕事が結構大変です。
こちらを参考にしてみてください。
まとめ
通販番組は、やり方によってはかなり儲かるため、地上波・BS・CS問わず番組が乱立して飽和状態です。
そのため、現状は放送時間帯や放送時間数に規制がかかっているほど。
それだけ通販を利用する人が増えたという事ですが、amazonや楽天などネット通販も拡大中。
今後の通販がどんな風に進化していくか、楽しみです。